総合商社の看板を背負う航空・社会インフラ部門
双日において最も伝統があり、社内での存在感が高いのは航空・社会インフラ部門だ。
双日はニチメンと日商岩井が統合して誕生した歴史を持つが、特に日商岩井時代から航空機代理店業務には圧倒的な強みがある。
ボーイングの日本総代理店としての実績は、他の総合商社を寄せ付けない独自の立ち位置を確立している。
この部門は、航空機のリースや中古機体の販売、さらにはビジネスジェット事業まで幅広く展開する。
専門性が極めて高く、海外の航空会社やメーカーを相手にダイナミックなビジネスを展開するため、エース級の人材が配属されることが多い。
若手のうちから海外駐在を経験するチャンスも多く、双日の顔として世界を舞台に活躍できるのがこの部署の魅力だ。
安定した収益基盤を誇る金属・資源部門
双日の経営を支える屋台骨と言えるのが、金属・資源部門だ。
特に石炭や鉄鉱石といった資源投資において、長年にわたり安定した利益を出し続けている。
資源価格の変動による影響は受けるものの、双日が持つ権益から生み出されるキャッシュフローは、新規事業への投資資金の源泉となっている。
この部署では、大規模な権益の買い付けや、海外の鉱山運営への参画など、一回の取引額が数十億から数百億円規模に達することも珍しくない。
商社らしい「投資」と「トレード」の両面を経験できるため、入社を希望する学生や中途採用者からも高い人気を集める。
責任は重いが、その分、社内での評価やボーナスへの反映も大きいのが特徴だ。
次世代の柱として期待されるリテール・コンシューマー部門
近年、双日が注力しているのがリテール・コンシューマー部門だ。
食料や生活産業、さらにはベトナムを中心とした海外でのコンビニエンスストア展開など、生活に密着したビジネスに強みを持つ。
双日は「攻めの経営」を掲げているが、この部門では特に消費者のニーズを直接捉えるマーケティング力が求められる。
資源価格に左右されない安定した収益構造を作るため、社内でもこの部門への期待値は非常に高い。
ベトナムでのミニストップ展開や、製紙事業など、特定の地域や市場で圧倒的なシェアを取りに行く戦略が功を奏している。
新しいビジネスモデルをゼロから構築したいと考える挑戦的な社員が集まる部署だ。
自動車部門が生み出す独自のネットワーク
双日は、新興国を中心とした自動車の販売・流通ネットワークにおいても独自の強みを発揮する。
特にプエルトリコやナイジェリアといった特定の国々で、三菱自動車やスバルの販売代理店として高いシェアを誇っている。
現地の物流からアフターサービスまでを一貫して手がけるため、現場に近い場所でビジネスを回す実感が得やすい。
自動車部門は、現地の政府や企業との深いコネクションを築くことが求められる。
そのため、泥臭い交渉や現地に根付いたマネジメントを経験したい人材にとって、最高の環境と言える。
収益の柱が明確であり、双日の業績を支える重要なポジションだ。
双日の花形部署に関する口コミ
航空機事業は日商岩井時代からの伝統があり、専門知識の深さは業界内でも一目置かれている。世界最大のメーカーと対等に渡り合う緊張感は、他の部署では味わえない。
金属・資源部門はやはりボーナスへの影響力が大きい。資源価格が好調な時期の還元は凄まじく、若手でも同年代の平均を大きく上回る年収を手にできる。
ベトナムでのリテール事業に携わっているが、市場が成長していく熱気を肌で感じる。双日は個人の裁量が大きく、自分のアイデアが形になるスピード感が速い。
自動車部門は、特定の国でインフラに近い存在として機能している。現地の人々の生活を支えているという自負を持って働けるのが、この部署の誇りだ。
社会インフラ部門は、再生可能エネルギーなどの新規案件にも積極的。環境への貢献とビジネスを両立させる難しさはあるが、やりがいは非常に大きい。
